2009年5月23日土曜日

CB400four

バイク便のころからお世話になってるバイク屋さんに、きれーなヨンフォアさがしといてくださいと言っといたら、ものごっついきれいなヨンフォアを見つけてきてくれました。値段もてごろだったので、買っちゃったよ! いいの。17巻を書いた自分へのごほうび。真紅のフォア。またがってみて、ぼくはああ、これは何かに似ているなと思い出したのです。そう。それはぼくが初めて乗ったオートバイ、MBX50F。結構速くて、リミッターをカットすると85キロぐらい出たものです。そいつとタンクの距離感がそっくりだわ……。ぼくは当時、そのバイクで海沿いに伸びた道を通って、高校に通っていました。別にバイク通学禁止とか、そういう校則はなかったのですが、あまり褒められたことではないので学校の先輩が経営してるレストランの駐車場にみんなして止めていました。夏になると、ぼくはよく学校をさぼってそのバイクで海沿いの245を北上したものです。とても気持ちがよく、そのままどこまでもいけるような気がした16の夏。

そんなことを思い出したよ。あの頃、ヨンフォアは憧れだった。ああ、この真っ赤なヨンフォアで、245を走ったら俺は泣く。きっと泣く。