で、存在しない単語を見つけるのは難しい。
検索すると、なんらかの単語が引っかかってしまうのです。
たとえば、ポコロ。
なんだこりゃって感じだが、こんな言葉にもちゃんと意味はある。なんかの名前だ。
探偵ポコロという本が存在している。すごい。この出会いもいい。ぼくがたったいま適当に考えた『ポコロ』という単語を主人公の名前にして、本を書いた人がいるのだ。こう思うと運命すら感じる。アマゾンで注文した。どんな本なんだろう。わくわく。
脱線したが、そういうことである。使われてない文字列を見つけることは難しい。四文字だとぐっと難易度は下がるのだが。たとえば『ゲゼタラ』これは検索でゼロだった。『ゲゼタラ』という言葉を使おうと思った人間は存在しないのだ。ゲゼタラは処女地だったのだ。でも、四文字ではなんら不思議ではない。そこはありふれた不毛の土地なのだ。五文字になるともう、草も生えない。そこまでくると、言葉はもう、人間の営みの範囲を超えた、宇宙と化す。ぼくたちが名前をつけたものなんて、所詮宇宙の広がりに比べれば数えられるものでしかない。
したがって三文字。そこはまだ人間の土地だ。二文字になると、もう残りの土地はない。
三文字。結構苦労して、ぼくは新天地を見つけた。その名もゲゴドだ。
『ゲゴド』。ぐぐりたまえ。ゼロだ。ゼロゼロだ。いや、今ではぼくのこのブログがあるからゼロではない。ぼくは『ゲゴド』に到達した初めての人類になった。ここにおれの旗を立てよう。ゲゴドの地に、おれの旗を立てよう。さてゲゴド、どうあがいても普通の名前にはならない。見つけたはいいが、怪獣の名前、百歩ゆずってなんらかの隠語という設定ぐらいしか与えられない語感を持つ言葉に過ぎない。
でもきっとある。
語感美しく、三文字で、誰も使っていない言葉が。そこの言葉こそユートピアだ。
ぼくの真の到達地平だ。それを見つけたとき、ぼくは歓喜する。なき、わめき、生まれてきたことを神に感謝するだろう。いや、むしろぼくはかの三文字を神の名前にするだろう。祝福、真の祝福! ゴッド! ゴッドブレスユー!
5 件のコメント:
今からぐぐってみます!
試してみたらホント見つからないっすね
15分という時間を失い、汚すぎるgoogleの検索履歴が残りました
ヅポテ行けました
3分で見つけてしまいましたがこれが自分の土地だと思うと感慨深いです
マジキチ
ドヂサです!ドヂサですぞ!先生!
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