2008年12月19日金曜日
ぼくはがんばっています
ダイジョウブデス。
戦場の絆がヴァージョン2になったらしいというので、ちょこっとやってきた。
なんか少将になっちまったよ……。すぐに降格したけど。そしたらまたあがったけど。
なんじゃこりゃー。
たまにゼロのキャラっぽい名前とかを見かけます。そんな……、そんな名前つけられたら着地とれないじゃないか。 やめてくれよ。うてないよ! さすがに撃てないよ! でもルイズはザクとか別にのんねーよなー作品違うしなーとか思ってると、彼らはそんなの意に介さず、オロオロしてる俺のG3をきりまくるのだった。
痛い、痛いよ、き、き、斬らないで!
でも……、とぼくは思い直す。これは罰なのだ。原稿にもたついている俺を戒める罰なのだ。天は彼をしてつかわしめ、俺に罰を与えてくれているわけなのだ……。この三連QDは天の愛。このビーム直撃は天の采配……、甘んじて受け入れよう。二オチも辞さずして、受け入れよう……。だから味方はやったな打たないで。ごめんね。次は頑張るから……。
ごめんなさい! がんばってますから!
2008年12月3日水曜日
2008年10月23日木曜日
三文字
検索すると、なんらかの単語が引っかかってしまうのです。
たとえば、ポコロ。
なんだこりゃって感じだが、こんな言葉にもちゃんと意味はある。なんかの名前だ。
探偵ポコロという本が存在している。すごい。この出会いもいい。ぼくがたったいま適当に考えた『ポコロ』という単語を主人公の名前にして、本を書いた人がいるのだ。こう思うと運命すら感じる。アマゾンで注文した。どんな本なんだろう。わくわく。
脱線したが、そういうことである。使われてない文字列を見つけることは難しい。四文字だとぐっと難易度は下がるのだが。たとえば『ゲゼタラ』これは検索でゼロだった。『ゲゼタラ』という言葉を使おうと思った人間は存在しないのだ。ゲゼタラは処女地だったのだ。でも、四文字ではなんら不思議ではない。そこはありふれた不毛の土地なのだ。五文字になるともう、草も生えない。そこまでくると、言葉はもう、人間の営みの範囲を超えた、宇宙と化す。ぼくたちが名前をつけたものなんて、所詮宇宙の広がりに比べれば数えられるものでしかない。
したがって三文字。そこはまだ人間の土地だ。二文字になると、もう残りの土地はない。
三文字。結構苦労して、ぼくは新天地を見つけた。その名もゲゴドだ。
『ゲゴド』。ぐぐりたまえ。ゼロだ。ゼロゼロだ。いや、今ではぼくのこのブログがあるからゼロではない。ぼくは『ゲゴド』に到達した初めての人類になった。ここにおれの旗を立てよう。ゲゴドの地に、おれの旗を立てよう。さてゲゴド、どうあがいても普通の名前にはならない。見つけたはいいが、怪獣の名前、百歩ゆずってなんらかの隠語という設定ぐらいしか与えられない語感を持つ言葉に過ぎない。
でもきっとある。
語感美しく、三文字で、誰も使っていない言葉が。そこの言葉こそユートピアだ。
ぼくの真の到達地平だ。それを見つけたとき、ぼくは歓喜する。なき、わめき、生まれてきたことを神に感謝するだろう。いや、むしろぼくはかの三文字を神の名前にするだろう。祝福、真の祝福! ゴッド! ゴッドブレスユー!
2008年9月11日木曜日
すいそう


2008年8月14日木曜日
短編
『玻璃の空』
8月16日土曜日 東1ホール A-15ab サークル名: 日本ワルワル同盟 / ElectromagneticWave(合体スペース)
http://www.waruwaru.com/
夏コミで販売しています!
2008年7月17日木曜日
ぽーにょぽにょぽにょ
昨日の日記に、とんでもなところから反応がありまして、名前は伏せますが、親父から電話がかかってきて怒られました。
『迂闊に政治や差別の話をするんじゃねえ』と。
お前には中学生とかの若い読者もいる。変な悪影響を与えたらどうするんだとも言われました。
くすん。三十六才にもなって親父に説教食らうとはおもわなんだよ……。
さて、確かに僕の読者には若い人たちもいる。そういう人たちには、あまり書いてはいけないような内容だったかもしれません。したがって、中高生の若い人たちに、言いたいことがあります。
僕の意見はあくまで僕の意見であって、もちろん間違っていることもあるということです。世の中にはいろんな意見を持つ人がいる。当たり前のことですが、そういういった一つ一つの意見を尊重できる大人になってください。好きな作品の作者だからといって、その意見に盲従してはいけません。まあ、そんな人はいないでしょうが。念のため。
人の数だけ正義があります。声高に何かを糾弾するより、赦せる心を大事にしてください。僕は残念なことに、そうではありませんが、努力するつもりです。
というか名前でブログやってると、身内も見るのな。しょうがないんだけど、せつない気分であります。
2008年7月14日月曜日
言葉狩りとナチス狩り
出版物では使えない言葉が存在すること。まあいわゆる差別用語ってやつだね。小説はまあ、それほどひどくないんだけど、コンシューマーゲームなんかはかなり使えない言葉が多い。坊主とかね。あと四つ辻とかも使えなかったような気がする。四つに通じるからとか。アホかと思うんだけど、自主規制とかの決まりごとなんでしょうがなく従うわけだ。使えない言葉に限って味があって、悲しい気分になることが多い。
確かに、制限のある中で面白いものを作るのがプロっちゃあプロだと思うんだけど、実際不可能じゃないと思うんだけど、僕はやっぱりこの差別語云々はどうかと思う。気にする人がいる以上、使わないのがマナーだとは思う。幸い僕は差別を受けたことがないから、その気持ちはわからないのだが、小説やゲームなんて、人を傷つけてまで存在せねばならないほどのもんじゃないとも思う。とにかくどっちも、そんなに大したもんじゃないし。
僕がイヤだな、と思うのは言葉狩りによって生じる『表現が規制される』といった職業上の不都合ではなく、『なかったことにされる』ことだ。
現実として、差別の歴史はあったわけだ。僕らは何かを差別しなきゃ生きていけない。人種や性差や身分や職業でのそれが違法になると、今度は趣味でそれを行っている。自分と違う生き方や趣味を持っている人間を、僕らがどれだけ辛らつな言葉であげつらうか思い出してみるといい(DQN、オタク等)。
差別はあった。そしてこれからもなくならない。例えばの一例だけど、差別をなくすということは、ギャグ作品をなくすということとほぼ同義だからだ。ギャグというのはその構造上、”何かをバカにする”ことで成り立っています。自虐ギャグは自分をバカにしてる。”バカにする”ってのは立派な差別だからね。差別はもう、人間の一部みたいなもんだ。
さて、言葉狩りには、『これはいけないことだから、なかったことにしよう』という匂いを感じるんだよ。それは僕たちのご先祖に対して、ひどく失礼なことじゃないのだろうか。僕らのご先祖は、排便も放屁もしなかっただろうか。そんなことはない。昔の人たちは聖人君子ばかりじゃあなかったかもしれないが、根っからの悪人ばかりだったわけでもない。
なくさなきゃいけない差別というものはもちろんある。皮膚の色や生まれなどで、その後の人生が決定されるようなことはあってはならない。でも、その歴史まで”なかったことにする”というのはなんか違う。僕たちは自分の父や祖父の選択を、生き方を、否定することはあっても消してはいけないと思う。
例えばの話、ドイツでは戦後の処理を『すべてナチスの所為にする』ことで、新たな欧州の枠組みに入ることを許された。このことをとって、日本の戦後処理と比較して、日本を非難する人たちがいる。僕はドイツのこのやり方を、とても政治的に優れた処置だと思うが、人間的に優れているとは思えない。ナチスは本当にドイツ国民と隔絶した、独立した悪の組織だっただろうか? 日本軍部は、百パーセント日本国民を騙しえただろうか?ちょっと歴史を勉強すればわかると思うけど、どちらもまったくそんなことはなかった。ナチスの勝利に、日本の軍国主義に酔いしれたのは僕たちの祖父母だった。ナチスも日本軍国主義も、その細部を構成していたのは僕らとかわらない普通の人たちだったんだよ。ドイツではナチスを肯定的に研究することは違法だという。それで果たして、ことの本質が探れるだろうか? 一方向のベクトルでしか許されない研究。それは本当の意味での研究成果を残すことができるだろうか? 僕にはそうは思えない。日本であまり軍国主義に対するヒステリーが、ドイツほどに一般人に浸透しないのは、たぶん一種の後ろめたさがあるからではないか。日本人はそこまでドライになれなかった。たぶん、すべてを軍国主義の所為にするには正直すぎたんだよ。そんなご先祖の生き様を、ただ”悪い”と否定することは簡単だけど、それじゃあホントの理由は見えない。その時代、そうするしかない選択というのは確実に存在するし、実際のホントのことは誰にもわからない。何が正しいか悪いかなんて、後世の歴史家にだって、本当は決められない。世の流れがそうだからと、表面だけ見て後世の知恵でもってそれを否定して、”なかったこと”にするぐらいなら死んだほうがマシだとさえ僕は思う。
ナチスを指して狂気の集団という連中。戦時中をさして狂気の時代という人々。ナチスも、僕らもご先祖も、まったく狂ってなんかいなかった。狂人の集団に、国を動かすことはできない。ユダヤ人狩りや原爆投下や天安門や中国戦線での日本軍の蛮行、そして差別。これらすべてを行わせたのは狂気じゃなく、理性だということを忘れてはいけない。行ったのは抽象的な”戦争”や”狂気”じゃなく、現実として存在する僕たちのご先祖である人間の手だということを忘れてはいけない。僕もその場にいたら、同じことをやったと思う。あの時代、あの場所に、あの立場でいたら、僕もガス室の扉を閉めただろう。僕もエノラゲイでスイッチを押しただろう。戦車のアクセルを吹かしただろう。刀を振り下ろしただろう。
狂気と言いくくってそれで終わりにする行為、そして言葉狩りには、なんかそういった想像力が欠けている気がする。人間は綺麗なだけじゃない。汚い部分を持っている。当然だよね。言葉狩りには、そういった部分から目をそらそうという嫌な自己保身が見え隠れする。飲み込む勇気が欠けている。だから僕は嫌いだ。
なんでこんなことを書いているのかというと、最近『ダルタニャン物語』を読み返したくなったのですが、紛失してしまってですね。買おうと思ったら僕のダイスキな鈴木力衛訳版が絶版になってたからなんです。復刊ドットコムで出したらしいが、一冊二千円もする。その絶版理由を調べたら、『差別用語が多いから』だそうで。こんなバカな話があるか! 他の訳者が訳したものもあるけど、海外小説ってのは、五割訳者の力で面白さが変わると思う。『ダルタニャン物語』みたいな歴史ものならなおさら。正直、海外小説ファンで訳者をあんまり気にする人いないけど、大きな間違いだ。訳者で面白さは変わる。あなたがその本に感じている魅力の半分は、訳者の魅力です。とにかく、『差別用語多い』、そんなくだらない理由であの傑作鈴木力衛訳版が読めないなんて、絶対間違ってる。なかったことにすんな。
2008年6月29日日曜日
イベント
第一話も、とてもいい感じでした。素晴らしい。本放送が楽しみです。本日出演していただいた、声優の井上さんやいのくちさんのブログに写真つきで詳細が載ってました。
http://plaza.rakuten.co.jp/nanakodiary/
http://blog.animate.tv/yukatan/
三期もよろしくです!
ストライクウィッチーズの三巻も出ています。
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200710000051
こちらの本編も今夏、アニメが放映されるのでよろしくお願いします。
http://s-witch.cute.or.jp/
どうぞよろしくお願いいたします。
2008年5月21日水曜日
ギャンについて
ギャンを操り、切ったり切られたりをしながら、昔作ったガンプラを思い出した。その頃、ガンプラは異常な熱狂を持って小学生少年に迎え入れられていたのです。
小学校四年当時、ギャンは出たばっかりで、ぼくは胸を躍らせながら、多賀のおもちゃ屋「かざみ」に並んだ。でも、ギャンは買えなかった。やっと手に入れたとき、ぼくは感動で涙した。こいつはケッサクに仕上げようと一生懸命に作ったが、失敗して腕が折れた。あの絶望感といったら!
よくゲーセンで、ぼくは三十代の人といっしょにやる。お互い、何をしてるのか知らない。昼間っからガンダムゲームをしている三十代なんて、ともに詮索しあわないのはある意味正しいルールだ。
「さっきギャンが出ましたよ」
「おお」
「いやー」
「なんすか?」
「おれたち三十過ぎじゃないですか」
「ええ」
「小学校のとき、ガンプラ作りませんでした?」
「作りましたね」
「あの頃は、まさか三十代になってガンダムゲームをまだやってるなんて想像しませんでしたよ」
「はは。ぼくもです」
脳裏によぎるのはなんだろう? プラモ棚に並んだドダイの山。角川書店の新年会で見た富野監督のお姿。ジャブロー降下戦。ポリパテとプラバンで作った高機動型ザク。鳴り響く『哀戦士』。ぼくはスティックを握る。この瞬間、ぼくはアムロになるのだ。いや、今はマクベだ。
「これはよいものだ」
「なんか言いました?」
「いえ……、なんでもないっす。次どうします?」
「まあ、あっちとこっちの様子見て。臨機応変で。ギャンいいっすか?」
「いいっす」
ア・バオアクーはまだ落ちていない。
2008年5月14日水曜日
2008年4月3日木曜日
2008年3月19日水曜日
水槽日記


2008年3月10日月曜日
アニメフェスティバル
とても楽しいイベントでした。
遠くから見学に来てくださった関係者のみなさん、ご来場くださった皆さん、スタッフ及び出演者の皆さん、どうもありがとうございます。
物販コーナーもありましたね。
コーヒーのタンブラー欲しかった……。
と思ってたらちゃんと貰ってました。届いてたのにきづかなかった……。
最近のゼログッズの充実っぷりといったらそれで生活できるほどなので(感覚的には毎日タオルとかテレかとかとにかく何かが届きます)、普通に気づいてなかった。とにかくメディアファクトリーさんすいません!
2008年2月4日月曜日
カメシダ水槽



2008年1月22日火曜日
海水水槽
12mmg。微妙……。
添加する前は6mmgだったから、増えた分は6mmg。
何もしないよりはちょっとはマシというレベルだろうか。でも目に見える効果はないだろう。この程度じゃ。
ちなみに1リットルペットボトルで重曹式。タバコフィルター使用。タバコフィルターをなめてはいけない。バレングラスにも劣らない細かい泡が出るのである。目視だが一秒一滴程度の泡は出てるはず。
そんでも90の生体呼吸添加の10mmgにさえ適わない。
上部では添加しても無駄、というなんとも当たり前の結果に……。
話は変わるが、ぼくは小学校のころ、海水水槽を持っていた。
生物濾過さえ知らなかったのにもかかわらず、一年以上も維持したのである。
そんな結果があったから、ぼくは二年前にアクアリウムをはじめたときに、淡水のほうが難しい、という先入観を持っていた。違うよね。海水のほうが難しいのは常識なんだよね。
なんで生物濾過さえ知らなかった小学生のぼくが、海水水槽を一年近くも維持できたのか。
最近、いろいろと調べるうちにその理由がわかってきたのです。
水槽60規格
上部濾過
照明なし
エアレーションあり
この水槽で、コバルトスズメ、クマノミ、そしてヤドカリやカニやエビやイソギンチャクを飼育していた。
その秘密は、入れていた石と底砂と上部濾過槽の中身にあったのです。
まず底砂はサンゴ石。
そして入れていた石は、近所の磯で拾ってきた石。イソギンチャクがついていた。ゴカイもついてた。
そして海水は天然海水(海のそばだったもんで)
上部濾過槽の中身はネットに入った活性炭のみ! しかも二年以上使用! 当然効果ゼロ! 何もしらないぼくは、炭って水を綺麗にするんだ……、と思っていました。
つまり濾過槽は事実上存在しなかった。これが結果としてよかったことを知ったのはつい最近。
磯で拾った石=ライブロック
底砂=サンゴ石
濾過槽なしの水流あり
エアレーションあり
この水槽にプロテインスキマーと照明器具をつければ、立派なベルリン式じゃないか!
当然サンゴは入ってないので、照明はいらない。
えさはやらなかったので(お小遣いはガンプラに消えたので買えなかった)、プロテインスキマーはいらない。たまに魚の切り身とか、思い出したように入れていただけだが、その小給餌がまた幸いした。
つまり小学生のぼくは知らずのうちに、ナチュラルシステムで水槽を立ち上げていたのです。
一年以上維持できたのは、これが理由だったのか……。
ああ、どんなことにも理由ってあるんだなあ。
ごめんなさい。それだけの話です。でもあのとき、1982年当時、その水槽を世に発表していたら……。
ベルリン式は茨城式と呼ばれていたかもしれない。いやない。さて仕事します。がんばるんば~~。
2008年1月21日月曜日
二酸化炭素の謎
仕事もしてます。してます。煮詰まっているんです。なんかこう、煮詰まってどうしようもないんです。
だから実験させてください。スニーカーさんほんとすいません。富士見さんほんとすいません。がんばってます。がんばってるんです。がんばってますよ。
さて水槽だ。
実は新たにミクロソリウム水槽を立ち上げていた。
60×30×40の微妙にハイタイプ。
別名反省部屋。
中身は流木に活着させたミクロソリウムとナナとモスに、生体はカメのみ。ガーのしっぽをかじるようになったので、とうとう反省部屋に。そこで反省しろ。なに餌。はいエビ。ああ、かわいいなあ。
さてこの水槽は底砂以外、すべて90水槽の流用で立ち上げている。飼育水、ろ材、濾過器、すべて90から持ってきたものだ。
濾過は上部及び、エーハ500に純正の底面キットをつけて、底面吹き上げを行っている。
PH6.8
水温26度
二酸化炭素濃度は、6mmgだった。
90が16mmgだったから、この10mmgのロスは、水を移動したときの爆気が原因だろう。
カメは空気呼吸で、呼気も水中ではしないから、呼吸によって水に二酸化炭素が溶けないのだ。きっと。
ここから乱暴に生体が水に溶け込ますCO2濃度を割り出すと、
35センチのガー、35センチのエンドリ、8センチのダトニオ、10センチのセネガルス、6センチのトーキングキャット、7センチのクテノポマで、上部を使用した場合、90規格水槽に10mmg溶かしている計算になる。
生体の総延長はおおよそ一メートル。
なるほど、一メートル分の生体は、上部使用の90水槽に10mmgも溶かし込むことが可能なのだ。
どちらかというと総体重で計るべきなんだろうけど……。あとガーとエンドリは空気呼吸も行う魚だ。そっちがメインという話もあるので、完全エラ呼吸の生体だったら、もっと溶けるのかもしれない。
10mmgって結構ばかににできない。というか生体の呼吸でこれだけ解け、上部の爆気でも逃げずに残るんだから、発酵式で添加したらどうなるんだろう?
というわけで早速60ミクロソリウム水槽に、発酵式で添加し始めた。
上部二灯発酵式への期待がますます高まる。実はこれ、結構いいんじゃないか?
発酵式の欠点というと、タイマー管理ができない点だ。夜間もCO2を吐き出しまくるので、生体への影響がちょっと心配じゃないですか。ぼくは心配です(実際には影響なかったが)。したがってエアレーションするわけですが、これが面倒。エアレーションをタイマー管理するのってなんかもったいない。タイマーが。
その欠点を上部は打ち消してくれる。常時エアレーションしてくれるために、新鮮な酸素が供給されるのだ。そして過剰なCO2は爆気で逃がしてくれる。もしこの実験で、上部の爆気で余計な二酸化炭素が逃げても、水草育成には十分残ることが証明されたら?
いいんじゃない? いいんじゃないの? あらまあご立派じゃないの?
そしてぼくが思うに、上部発酵式の一番の利点は、”PH変化がない”ことじゃないかと思うのです。CO2強制添加は、だいたいの場合、タイマーで管理する。するとCO2を添加してるときとしてないときで、結構PH変化するんです。計ってみたら、0.2~0.5は変化する。計測器の0.2は誤差の範囲でも、やはり変化してる。これはつまり、一日二回、これだけのPH変化に生体はさらされているわけ。自然状態はどうかわからんが、実はこれって意外にでかいのではないかと。特にPH変化に弱い魚やエビには、あんまりよろしくないのかもしれない。実際にはヤマトとか落ちたことないけど。
その点、上部発酵式はダラダラ二酸化炭素を垂れ流しまくるために、ペーハーの変化が少ない。酸素は上部の爆気が補給してくれるので、エアレーションいらない。
弱点は二灯しか乗せられないこと。テクニカインバーター使えば? ばか! あれは二万するのだ! いい灯火はたけえんだよ! そんだったら水草一式そろえらあ。ここはやはりGEXのクリアーライト使用でなければならない。安価にあげるのが上部発酵式の利点なのだから。
とにかく、明日、発酵式で添加し始めた水槽の二酸化炭素濃度を測ってみます。
結果はどうだろう。わくわく。では仕事します。
2008年1月20日日曜日
二酸化炭素の謎



今現在、家には六つの水槽があるが(一年でこんだけ増えた。アホ)、そのうち水草を育成しているのは三つ。
90センチ混泳水槽
添加なし
上部濾過
二酸化炭素濃度16mmg
32w二灯
90センチガラス水槽
強制添加
外部濾過EX120
二酸化炭素濃度30mmg
一秒三滴
メタハラ150w
気泡見えず
60センチ水槽
強制添加
外部エーハ500
二酸化炭素濃度50mmg
カウンターがないのでわからない
蛍光20w四灯
気泡でまくり
添加はともに小型ボンベ。
割と驚いたのが90混泳水槽。なんにも添加してないのに、16mmも溶けてる!
ガーとエンドリが入っているから、それらの排出が溶けただけでこんな数値になるのか……。
というかテトラの試薬に書いてあった水草育成に適した5~15mmgを軽くクリアーしてるじゃないか!
何気に水草の成長がいいのは、そんなふうに結構CO2がとけていたから? ルドウィジアの赤はさすがに抜けるけど……。というか上部の爆気でCO2抜けないのだろうか。上部の爆気で抜けるのは本当だろうが、もしかしたら、それほど気にしないでもいいのかもしれない。昔、六十で上部濾過及び発酵式でやってたときも、結構水草調子よかったもんなあ。
90水草水槽がメタハラにも関わらず気泡をつけないのは、二酸化炭素濃度がちょっと低いから? 60水槽はもう、エアレーションしてるというくらいに気泡をつけるのに。四灯といえど、そのうちの半分が例のテクニカインバーターだからだろうか(チャームのテストだと、倍の光量があるらしい。それで買った。でも倍ってホントかよ)。となると計算上の光量は六灯となる。こうなると、90で150wのメタハラより光量はすごいんだろうな。というかメタハラより蛍光灯のほうが、育成のみで考えれば実際にはいいのかもしれない。なるほど、気泡をつけないのは、二酸化炭素より光量の問題なのだろう。実際、グロッソが微妙に上に伸びている。
しばらく添加してみて、濃度を測る予定。
実際には上部の爆気でどれだけ抜けるのかテストになると思う。
でもなんかいろいろやってみて、上部二灯発酵式でも実は結構いけるんじゃないかと思い始めてきた今日この頃。
2008年1月18日金曜日
サイン会
詳細はこちら。
http://www.toranoana.jp/shop/080127_zero/
よろしくお願いします!
2008年1月8日火曜日
90混泳水槽


とりあえず好きな魚を詰め込んだという、小学生センスの実に偏差値の低い水槽である。
スポテッドガー
エンドリケリー
ダトニオプラスワン
ミシシッピニオイガメ
レオパードクテノポマ
セネガルス
エンゼルフィッシュ
まったk何がしたいのかよくわからない水槽だ。
特にカメの暴れっぷりがひどい。
写真にもあるとおり、すぐに他の魚を踏んづけるので、とにかく魚たちに嫌われている。
僕は偶然にも魚語を解するので、仲間たちにインタビューを敢行してみた。
○クエッション「水槽の中で誰が嫌い?」
エンドリ『カメ』
ガー『爬虫類』
ダトニオ『カメ』
セネガルス『カメ』
エンゼル『さかなクン』
エンゼルだけ答えが違うが、わからないでもない。まあ、僕はさかなクンは嫌いじゃない。でも何故か、テレビに映ると不安な気持ちになります。とにかく、エンゼル以外、みんなカメを嫌っている! わからないでもない。エンドリはいつも踏まれているし、ガーなどは息継ぎの足場ぐらいにしか思われていない。ダトニオはいつもは踏まれるがままだが、たまにブチ切れ、カメをどつきまわす。でも、カメはそんなのへいちゃらで、水槽内を我が物顔に闊歩しています。カメはこの水槽の中で一番高かったので(三千円)、水槽から出すわけにもいかない(我が家では値段で魚のランクが決まっています。資本主義水槽です)。
そんな彼らの心を癒すためには……、そうだ緑だ!
というわけで、90緑化計画が進行しています。
具体的には余った水草を植えるだけ。超簡単。
最初は植えっこでまとめて入れてただけですが、なんともボリュームが足りないので、スイーツを食べた後の容器にソイルをつめ、植栽。
結構いい感じだ。この調子で、どんどん緑を増やそう。水質も浄化されるしね。
でも、こうなってくると、外部にしてCO2を添加したくなってくる……。病気だ。CO2添加したい病だ。なんかそれは本末転倒だ。今現在、上部二台で回している水槽が、外部でどうにかなるもんか。でも、テトラのEX120二台なら、濾過も維持できる? かな? カナ?