2008年3月19日水曜日

水槽日記




すっかり春めいてきましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
ぼくは毎日原稿と格闘しています。
上は60水槽。暴れまくっていたルドウィジアを取り除き、一気にリニューアル。左側に植わっていたロタラナナンシアンを右側に移動して、ミクロソリウムとナナを活着させた流木を配置。というか水草ストック水槽だなこりゃ。モスの塊がフリーダムに浮いているのは愛嬌です。
以前カメが入っていた水槽も結局水草に。カメは90に移動。ミクロシリウムナローリーフをメインに、ウェンデロブやナナ。手前にはグロッソ植えた。ライトはテクニカインバーター。やっぱこいつは明るい。優れもの。でも高さ40センチのハイタイプなので、グロッソが立ち上がるかも。このレイアウトで使用した、かねだいで買った三つの流木が全部浮くので困った。でもこのサイズでなんと一個800円~150円だから、文句も言えない。安いものには、理由がきちんとあるのです。しかしどんだけ水草がすきなんだ俺は。所詮雑草だぞ! これ! 雑草! でも綺麗……。ンア。アアアアアアア。
最後に以前までハナビ繁殖に使っていた40センチ水槽もリニューアル。ハナビが結局タマゴを生まんので、ソイルを敷き詰めて、水草水槽にはや変わりです! 前景のショートヘアーグラスがうまく育たなくて悩んでます。でも、こっからヘアグラスはくるので、やばいと思ってるといきなりくるので油断はできない。でもそれは、普通のヘアグラスの話で、ショートはまた違うんだべか。やっぱ22wの蛍光灯電球2個では光量が足りないのだろうか。おれはまだバカと呼ばれているか。おれはまだまだ恨まれているか。おれの笑顔は卑屈じゃないかい? おれは誤解されてはいないかい? おれは真実へと歩いているかい? シェリー!
90水草水槽に入れていたドイツラムがタマゴを生みました! うれすぃ~~~。稚魚を隔離したが、しないほうがいいのかしら。ブライン沸かしてます。ああ、ドイツラム繁殖しないかなあ。


2008年3月10日月曜日

アニメフェスティバル

先日、秋葉原においてかのこんとゼロの使い魔のMF文庫Jアニメフェスティバルが行われました。

とても楽しいイベントでした。
遠くから見学に来てくださった関係者のみなさん、ご来場くださった皆さん、スタッフ及び出演者の皆さん、どうもありがとうございます。

物販コーナーもありましたね。
コーヒーのタンブラー欲しかった……。

と思ってたらちゃんと貰ってました。届いてたのにきづかなかった……。
最近のゼログッズの充実っぷりといったらそれで生活できるほどなので(感覚的には毎日タオルとかテレかとかとにかく何かが届きます)、普通に気づいてなかった。とにかくメディアファクトリーさんすいません!

2008年2月4日月曜日

カメシダ水槽




すっかりアクアブログと化した感のある我がヘクサゴン。仕事のことも書こうか。つってもなあ。ま、とりあえず告知とかきちんとしようと思う。告知以外の……、例えば作品についてとか、あまりこういう場所では語りたくない。作家が己の作品について語るとき、そのすべては言い訳になってしまう。それは公式のインタビューであっても例外じゃない。

60カメシダ水槽。
カメを入れるために、濾過を強化してあります。
エーハイム2217+サブフィルター2217とエーハイム500という、60水槽とは思えない過剰濾過。
その濾過容量は15リットル! しかも底面吹き上げまで行っている。おかげで水はいつでもピカピカだ!
驚いたのは、ペーハーもほとんど下がらないこと。
カメは恐ろしく水を汚す。八センチぐらいのこんなカメでも、40センチクラスの魚と同等に水を汚すのだ。以前、90水槽は一日でペーハーが1近く下がった。カメを抜いた今は、安定し始めた。いかにカメが水を汚すのかの証左である。カメ、水、ヨゴス。カメ、水、ヨゴス。
でも、このカメシダ水槽は、ペーハーが安定してる。底砂にしいた麦飯石の効果だと思う。
硬度も大磯なんかよりは全然あがらんし、麦飯石は結構いい。
なんせ、一番水がピカピカなぐらいだ。カメ入ってるのに!

あとグロッソはこんなになりました。
わーい。綺麗だなあ。

ところで、先日のサイン会に来てくださった皆さん、ありがとうございます。
遠方から来てくださった方たちもたくさんおられて、びっくりしました。
とても嬉しかったです。いろいろと差し入れも頂きました。
ほんとにありがとうございました。

2008年1月22日火曜日

海水水槽

上部濾過60水槽に発酵式でCO2を添加した結果……。

12mmg。微妙……。
添加する前は6mmgだったから、増えた分は6mmg。
何もしないよりはちょっとはマシというレベルだろうか。でも目に見える効果はないだろう。この程度じゃ。
ちなみに1リットルペットボトルで重曹式。タバコフィルター使用。タバコフィルターをなめてはいけない。バレングラスにも劣らない細かい泡が出るのである。目視だが一秒一滴程度の泡は出てるはず。
そんでも90の生体呼吸添加の10mmgにさえ適わない。

上部では添加しても無駄、というなんとも当たり前の結果に……。

話は変わるが、ぼくは小学校のころ、海水水槽を持っていた。
生物濾過さえ知らなかったのにもかかわらず、一年以上も維持したのである。
そんな結果があったから、ぼくは二年前にアクアリウムをはじめたときに、淡水のほうが難しい、という先入観を持っていた。違うよね。海水のほうが難しいのは常識なんだよね。
なんで生物濾過さえ知らなかった小学生のぼくが、海水水槽を一年近くも維持できたのか。
最近、いろいろと調べるうちにその理由がわかってきたのです。

水槽60規格
上部濾過
照明なし
エアレーションあり

この水槽で、コバルトスズメ、クマノミ、そしてヤドカリやカニやエビやイソギンチャクを飼育していた。
その秘密は、入れていた石と底砂と上部濾過槽の中身にあったのです。
まず底砂はサンゴ石。
そして入れていた石は、近所の磯で拾ってきた石。イソギンチャクがついていた。ゴカイもついてた。
そして海水は天然海水(海のそばだったもんで)
上部濾過槽の中身はネットに入った活性炭のみ! しかも二年以上使用! 当然効果ゼロ! 何もしらないぼくは、炭って水を綺麗にするんだ……、と思っていました。

つまり濾過槽は事実上存在しなかった。これが結果としてよかったことを知ったのはつい最近。
磯で拾った石=ライブロック
底砂=サンゴ石
濾過槽なしの水流あり
エアレーションあり
この水槽にプロテインスキマーと照明器具をつければ、立派なベルリン式じゃないか!
当然サンゴは入ってないので、照明はいらない。
えさはやらなかったので(お小遣いはガンプラに消えたので買えなかった)、プロテインスキマーはいらない。たまに魚の切り身とか、思い出したように入れていただけだが、その小給餌がまた幸いした。
つまり小学生のぼくは知らずのうちに、ナチュラルシステムで水槽を立ち上げていたのです。
一年以上維持できたのは、これが理由だったのか……。
ああ、どんなことにも理由ってあるんだなあ。

ごめんなさい。それだけの話です。でもあのとき、1982年当時、その水槽を世に発表していたら……。
ベルリン式は茨城式と呼ばれていたかもしれない。いやない。さて仕事します。がんばるんば~~。

2008年1月21日月曜日

二酸化炭素の謎

上部濾過にCO2添加は無駄なの? 実験~~、パフパフパフ。

仕事もしてます。してます。煮詰まっているんです。なんかこう、煮詰まってどうしようもないんです。
だから実験させてください。スニーカーさんほんとすいません。富士見さんほんとすいません。がんばってます。がんばってるんです。がんばってますよ。

さて水槽だ。

実は新たにミクロソリウム水槽を立ち上げていた。
60×30×40の微妙にハイタイプ。
別名反省部屋。

中身は流木に活着させたミクロソリウムとナナとモスに、生体はカメのみ。ガーのしっぽをかじるようになったので、とうとう反省部屋に。そこで反省しろ。なに餌。はいエビ。ああ、かわいいなあ。

さてこの水槽は底砂以外、すべて90水槽の流用で立ち上げている。飼育水、ろ材、濾過器、すべて90から持ってきたものだ。

濾過は上部及び、エーハ500に純正の底面キットをつけて、底面吹き上げを行っている。
PH6.8
水温26度

二酸化炭素濃度は、6mmgだった。
90が16mmgだったから、この10mmgのロスは、水を移動したときの爆気が原因だろう。
カメは空気呼吸で、呼気も水中ではしないから、呼吸によって水に二酸化炭素が溶けないのだ。きっと。

ここから乱暴に生体が水に溶け込ますCO2濃度を割り出すと、
35センチのガー、35センチのエンドリ、8センチのダトニオ、10センチのセネガルス、6センチのトーキングキャット、7センチのクテノポマで、上部を使用した場合、90規格水槽に10mmg溶かしている計算になる。

生体の総延長はおおよそ一メートル。
なるほど、一メートル分の生体は、上部使用の90水槽に10mmgも溶かし込むことが可能なのだ。
どちらかというと総体重で計るべきなんだろうけど……。あとガーとエンドリは空気呼吸も行う魚だ。そっちがメインという話もあるので、完全エラ呼吸の生体だったら、もっと溶けるのかもしれない。
10mmgって結構ばかににできない。というか生体の呼吸でこれだけ解け、上部の爆気でも逃げずに残るんだから、発酵式で添加したらどうなるんだろう?

というわけで早速60ミクロソリウム水槽に、発酵式で添加し始めた。

上部二灯発酵式への期待がますます高まる。実はこれ、結構いいんじゃないか?
発酵式の欠点というと、タイマー管理ができない点だ。夜間もCO2を吐き出しまくるので、生体への影響がちょっと心配じゃないですか。ぼくは心配です(実際には影響なかったが)。したがってエアレーションするわけですが、これが面倒。エアレーションをタイマー管理するのってなんかもったいない。タイマーが。

その欠点を上部は打ち消してくれる。常時エアレーションしてくれるために、新鮮な酸素が供給されるのだ。そして過剰なCO2は爆気で逃がしてくれる。もしこの実験で、上部の爆気で余計な二酸化炭素が逃げても、水草育成には十分残ることが証明されたら?
いいんじゃない? いいんじゃないの? あらまあご立派じゃないの?

そしてぼくが思うに、上部発酵式の一番の利点は、”PH変化がない”ことじゃないかと思うのです。CO2強制添加は、だいたいの場合、タイマーで管理する。するとCO2を添加してるときとしてないときで、結構PH変化するんです。計ってみたら、0.2~0.5は変化する。計測器の0.2は誤差の範囲でも、やはり変化してる。これはつまり、一日二回、これだけのPH変化に生体はさらされているわけ。自然状態はどうかわからんが、実はこれって意外にでかいのではないかと。特にPH変化に弱い魚やエビには、あんまりよろしくないのかもしれない。実際にはヤマトとか落ちたことないけど。

その点、上部発酵式はダラダラ二酸化炭素を垂れ流しまくるために、ペーハーの変化が少ない。酸素は上部の爆気が補給してくれるので、エアレーションいらない。
弱点は二灯しか乗せられないこと。テクニカインバーター使えば? ばか! あれは二万するのだ! いい灯火はたけえんだよ! そんだったら水草一式そろえらあ。ここはやはりGEXのクリアーライト使用でなければならない。安価にあげるのが上部発酵式の利点なのだから。

とにかく、明日、発酵式で添加し始めた水槽の二酸化炭素濃度を測ってみます。
結果はどうだろう。わくわく。では仕事します。

2008年1月20日日曜日

二酸化炭素の謎




家の水槽の溶存二酸化炭素濃度をテトラの試薬で測ってみた。
今現在、家には六つの水槽があるが(一年でこんだけ増えた。アホ)、そのうち水草を育成しているのは三つ。

90センチ混泳水槽
添加なし
上部濾過
二酸化炭素濃度16mmg
32w二灯

90センチガラス水槽
強制添加
外部濾過EX120
二酸化炭素濃度30mmg
一秒三滴
メタハラ150w
気泡見えず

60センチ水槽
強制添加
外部エーハ500
二酸化炭素濃度50mmg
カウンターがないのでわからない
蛍光20w四灯
気泡でまくり

添加はともに小型ボンベ。
割と驚いたのが90混泳水槽。なんにも添加してないのに、16mmも溶けてる!
ガーとエンドリが入っているから、それらの排出が溶けただけでこんな数値になるのか……。
というかテトラの試薬に書いてあった水草育成に適した5~15mmgを軽くクリアーしてるじゃないか!
何気に水草の成長がいいのは、そんなふうに結構CO2がとけていたから? ルドウィジアの赤はさすがに抜けるけど……。というか上部の爆気でCO2抜けないのだろうか。上部の爆気で抜けるのは本当だろうが、もしかしたら、それほど気にしないでもいいのかもしれない。昔、六十で上部濾過及び発酵式でやってたときも、結構水草調子よかったもんなあ。


90水草水槽がメタハラにも関わらず気泡をつけないのは、二酸化炭素濃度がちょっと低いから? 60水槽はもう、エアレーションしてるというくらいに気泡をつけるのに。四灯といえど、そのうちの半分が例のテクニカインバーターだからだろうか(チャームのテストだと、倍の光量があるらしい。それで買った。でも倍ってホントかよ)。となると計算上の光量は六灯となる。こうなると、90で150wのメタハラより光量はすごいんだろうな。というかメタハラより蛍光灯のほうが、育成のみで考えれば実際にはいいのかもしれない。なるほど、気泡をつけないのは、二酸化炭素より光量の問題なのだろう。実際、グロッソが微妙に上に伸びている。
つうかソーラー1のグリーン球はグリーン過ぎる。ここまでグリーンでどうするんだアマノさん。水草だからグリーン、と安易に買ったのが間違いだった! どうりであんま使ってる人いないはずだわみどりだま。赤系の水草なんか植えられません! したがって魚もグリーンテトラにした。グリーンつながりで。でも緑ってばいやされるわ~~(気に入ってるのかいないのかどっちだよ)。しかし、ブリジッタエなんか入れても赤がわからんよ! というかうちにいるブリジッタエは半分がボララスメラーだったよ! 通販で買うとまったくもってこれだよう! メラー混ぜやがって! キシャウ! ああ、緑の星、地球……。あとソーラー1は90はしっこ暗い暗いといわれるが別にあんまり問題ない気が……。問題ない気がしてるくせに、みんな暗い暗いかいてるから暗いような気がしてサブライトを買ってしまった。どれだけ付和雷同なんだ俺は。
とりあえず90混泳水槽に、発酵式で添加してみます。
しばらく添加してみて、濃度を測る予定。
実際には上部の爆気でどれだけ抜けるのかテストになると思う。
でもなんかいろいろやってみて、上部二灯発酵式でも実は結構いけるんじゃないかと思い始めてきた今日この頃。

2008年1月18日金曜日

サイン会

一月二十七日、秋葉原とらのあな店で、画集を発売される兎塚さんとの合同サイン会を行います。

詳細はこちら。
http://www.toranoana.jp/shop/080127_zero/

よろしくお願いします!